訪問記 No.104

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訪問日 09/10/31−11/01

訪問先。門司港レトロ観光線。JR、ししぶ、久留米高校前、広木。

0.前置き

 今回は、今年の3−4月に開業した九州の新駅にバルーンさが駅の開業時期と合わせて、訪問することにする。

1.計画

 なじみのある「周遊きっぷ」を利用する。10/30に東京を出発し、小倉で前泊する。10/31の朝のうちに「ししぶ」を訪問した後、門司港レトロ観光線の4駅、「バルーンさが」「久留米高校前」を順に訪問し、九州新幹線全通後は存在感が薄くなると思われる新八代に泊まる。11/1は百年レールの肥薩線経由で鹿児島中央駅へ「広木」を訪問した後、空路で帰京する。

2.第一日(09年10月30日)

 東京駅から新幹線で小倉駅まで移動する。私にとっては乗り物としての楽しみがないので、正に移動という言葉がぴったりだ。新大阪駅あたりまでは満席に近かった6号車は新神戸駅を過ぎると空席が目立つ。係員や車掌が何回もゴミの収集に来る。車窓も楽しめないのでひと眠りしたいが、寝過ごすと反対列車がないので、寝るわけにもいかない。
 問題なく下車した小倉は大した街で、深夜だというのに、人通りが多い。

2.第二日(09年10月31日)

 「ししぶ」は典型的な郊外の橋上駅だ。JR九州もICカードを導入し、自動改札機が対応のものになっている。
 方向としては戻って、門司港に行く。旧貨物線の再利用という門司港レトロ観光線に乗る。門司港駅側の「九州鉄道記念館」から終点の「関門海峡めかり」まで2.1kmを10分という鈍足で走り、両端で5分ずつ停車して往復するというダイヤだ。私は、あらかじめLawsonで買った指定券を提示する。スタンプを押すだけで回収はしない。車輌の両側に席はあるが指定の席はすべて海側(進行方向左側)に割り振られているため、反対の右側の席にゆったり座って行く。
「関門海峡めかり」で、全車(といっても2輌だけど)自由席の折り返しの列車に乗り、「ノーフォーク広場」まで戻り、そこから、徒歩で「出光美術館」に移動し、用意してあった指定券で「九州鉄道記念館」まで乗車する。
 次は、「バルーンさが」だ。当駅は3回目の挑戦だ。1回目は、02年12月21日に訪問しようとしている。地図で事前に位置を確認してあった嘉瀬川縁に行った。当時は開業時期のみ駅の施設が臨時に設置というのは聞いていたが、他の時期はきれいに片づけられているようだった。それらしき場所は推定できたが、場所は特定できなかった。
 その後に恒久施設となり、05年07月25日に2回目だ。このときは全列車通過で、鍋島駅から徒歩で往復し、駅の施設を外から眺めて訪問とした。
 今回は3回目で、フェスタ開催中の人ごみの中、乗下車して、次の「久留米高校前」に移動する。
 「久留米高校前」は典型的な中堅都市の郊外の駅といった趣で、国鉄・JRのOBと思われる方が駅務をしていた。当日の駅訪問は予定通りに完了し、途中の熊本駅で好物の「あなごせいろ」を買って、宿泊の新八代駅に向かった。

3.第三日(09年11月01日)

 残すは「広木」のみだ。新八代駅からは、九州新幹線で鹿児島中央駅に移動するのが一般的であるが、私の所持する「九州ゾーン券」は九州新幹線は有効範囲外だ。それで、肥薩線を利用することにした。人吉行きの特急「くまがわ1号」は熊本駅始発で、自由席利用の私は熊本駅まで戻って左側の窓側の席を確保する。後半に球磨川が楽しめる左側の方が私は好きだ。その後、日本三大車窓と言われる(た(?))、矢岳越えで吉松駅に着く。
 最初に「しんぺい号」に乗った時は、今のように観光化されておらず、車輌の中央に左右に1組ずつ、掘り炬燵のような指定席があり、ほかは、一般的なボックス席で、車掌以外の客室乗務員もいなかったように記憶している。
 吉松駅から先には嘉例川と大隅横川という大きい古い木造駅舎が残っている。ただし、後者はあまり有名ではないようだ。
 ようやく鹿児島中央駅に着き、「広木」を淡々と訪問して、帰京する。

 今回の成果は7駅、通算9896駅の訪問(訪問後の廃止駅を含む。)で、未訪問駅はありません。(旅客扱いせず、徒歩で簡単に訪問できない駅等は除く。)
 なお、未乗下車駅(徒歩、自転車のみの訪問で列車への乗車、列車からの下車を実施していない駅)の減少は前回報告(09/10/04)以降21駅で、残り5駅となった。